大崎駅西口から、徒歩6分。百反通りの下り坂の終着点に佇む個性的なビストロをのぞいてみる。 
新装開店できれいに、そして広くなったお店の前には本日のランチメニューの看板が置かれていた。

ランチ営業では現金のみの支払いである。定期的に変わるランチメニューだが本日のランチは以下の三つのようだ。
値段はどれも1,300円だ


入店、コンパクトにまとめられた一階と開放感のある二階

入り口を入ってすぐ、右手に一階のカウンター席が広がる。
拡充された店内のキャパシティーは以下の通りだ。

  • 一階カウンター:5名
  • 二階カウンター × 3名
  • 二階テーブル席 × 9テーブル程度(移動して柔軟に人数の調整が可能)



我々は二階の席に案内された。
あまたのワインボトルと世界地図を横目に見ながら螺旋階段を上ると、水色でピシッと絞められた一階とは異なり黄色に包まれた陽気な空間が二階の全体に広がっている。

階段右手には三人掛けのハイテーブルカウンター席、奥には大人数用のテーブル席がたくさん並べられている。

本日のメニュー詳細

今一度机に配置されたメニューを確認。入り口に掲げられた看板の通り、三つのプランから選ぶ形式のようだ。

特に大盛りやサイドの追加といったオプションがあるわけではないようだ。
ガッツリと食べたい気分のため鶏もも肉かハンバーグかで多いに迷ったが、肉肉しさが勝ると思われるハンバーグを選択。

食後の締めにドリップコーヒー(250円)を追加した。

食事が来るまでの間、食器とのにらめっこ。ハンバーグの人にはこの美しいナイフが配布される。
ラギオール、それは言わずもがなフランスのカトラリーメーカーのようだった(ま、ここビストロですし笑)

深い緑に、不均一な曲線が美しい。画像では見えないが、人差し指を置くところにセミのデザインが彫られているのも個人的にお気に入りだ。




メインディッシュ

そんなこんなで一番最初に私の粗挽きハンバーグ(1,300円)が到着。中心にきゅっとまとめられた食材たち。


おいしくいただく前に、例のラギオールのナイフで一刀両断。
美しいハンバーグの断面を観察する。

特に焼き加減の指定はしていないが中はかなりレアで焼き上げられている模様
そして粗挽きの名に恥じない粗さ。写真からもわかるひき肉の、そのものが伝わってくる。

一口食べれば説明する内容のないおいしさが口に広がる。
特にナイフで切った時から溢れ出る肉汁の油が全面にひき出ていた。


ハンバーグ単体で食べたり、ソース絡めてたべたり。
みるみる減っていくハンバーグに寂しさを感じながらも、おいしいものを温かいうちに食べる衝動にあらがえるはずもなく。ハンバーグはその姿を消した。

最後に残った一切れのパンは蹴散らかされた、ソースと残った肉汁をきれいに吸い込むためにあったと思う。

お友達はオムライス(同じく1,300円)を注文していた。
こちらも一口いただいたが、ソースがかなり印象的だった。おそらくハンバーグと同じひき肉を使っていると思われる。

ひき肉の触感が失われることもなく、それでいてハンバーグと同じように肉汁のうまみで全体的にオムを包んでいた。
ソースがおいしすぎてこちらもパクパクと口に運んでしまうたぐいのご飯だ。

退店


さすが、大崎界隈を超えてビストロ好きには有名なお店であったと思う。

そうだな、欲を言うならパンがもう二切れか、代わりにライスをつけられたらおなかは膨れると思う。
ただ、腹八分目くらいがちょうどいいという説もあるだろう。

内装、そして料理ともにとにかくおしゃれに仕上げられた食の体験であった。